ダイヤモンドのかたち ~シェイプ編④~

シェイプってなに?

以前にご紹介したプロポーションを評価する「カット」とは異なり、
「シェイプ」とは宝石の幾何学的な外観の形状を指しています。

宝石には様々な「シェイプ(形状)」がありますが、主には大きく2種類に分けられます。
①ファセットカット(多数のカット面・切子面を有したカット)
 ┗ⅰラウンドシェイプ
 ┗ⅱファンシーシェイプ
②カボションカット(カット面のない半球型・ドーム型のカット)

ⅱファンシーシェイプってどんなもの?

ⅱファンシーシェイプ
ファンシーシェイプとはラウンドブリリアントカット以外のシェイプのことであり、経年のカット技術の進歩により現在までいろいろなシェイプが生み出されています。

代表的な例としては

1.プリンセスカット
2.エメラルドカット
3.オーバルカット
4.クッションカット
5.ハートシェイプ
6.マーキスカット
7.ペアシェイプ
8.ラディアント
9.アッシャーカット

など様々です。

ハートシェイプ

ハートシェイプは間違いなくいつの時代でもロマンティックな宝石のシェイプです。
15世紀頃からその存在を確認されています。
1562年にスコットランドのメアリー女王がエリザベス女王に善意と友情の象徴として
ハートシェイプのダイヤモンドのリングを送った話もあります。
ブリリアンカットでもあるのでファセット(カットの断面)が59面と多いので、
ラウンドブリリアントカットと同様の輝きを放ちます。
ハートシェイプの場合理想の長さと幅は1 : 1と言われていますので、ハートシェイプの宝石を選ぶ際は左右の対称性はかなり重要になってきます。さらにハートシェイプのダイヤモンドは角に色が出やすいものになっているのでそちらも注意してみるとよいでしょう。

古くから愛の象徴として存在するハートシェイプはバレンタインデーや誕生日プレゼントに人気があります。
ペンダントやイヤリングなどのアイテムに多く見受けられるデザインなので
クリスマス前に大事な友達や恋人にプレゼントはピッタリです!

マーキスカット

マーキスカットは太陽王としても知られるルイ15世が愛妾(あいしょう)のポンパドゥール夫人の笑顔に合ったダイヤモンドを作らせたのが始まりだと言われています。
マーキスカットの両端の尖った形がポンパドゥール夫人の唇の形に似ていたという話もあります。
このシェイプの特徴は両端1つの鋭い角と細長い形です。
ファセットも標準のマーキスカットは58面となっており、
上から見た際上面が広いことから見た目以上にカラット数が大きく見え宝石の重量感が感じられるデザインといえます。
この上品でシャープな形は、クラシックなデザインだけではなくモダンなジュエリーにも適しています。
美しい輝きももちろんマーキスカットのリングを身につけると指も細く美しく感じられるでしょう。

まとめ

今回はオーバルとクッションのシェイプについて、触れました。
次回は 7.ペアシェイプ 8.ラディアント をご紹介します!

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