ダイヤモンド 4Cについて ~Cut カット ~

ダイヤモンドの4Cとは?

4Cとは、ダイヤモンドの品質を評価するため
1950年代にG.I.A(米国宝石学会)が開発したダイヤモンドの品質を表す世界共通の基準のことです。

以下の4つの要素の頭文字である「C」を取り4Cと呼ばれます。
① Carat(カラット = 重さ)
② Cut(カット = 輝き)
③ Color(カラー = 色)
④ Clarity(クラリティ = 透明度)
この4つの要素を総合的に評価しダイヤモンドの品質と価値を決定します。

②Cut(カット = 輝き)

今回は4Cの1つCut(カット = 輝き)についてご説明します。

ダイヤモンドのカットは単純に理想の形にカットすればいい、というものではありません。
カットのプロポーションや角度がより良い物でなければ、そのダイヤモンドの輝きを十分に発揮することはできません。
つまりダイヤモンドのカットの質は、ダイヤモンドそのものの煌めきや輝きを担っている要因の1つです。

【カットの評価基準とカットグレード】
標準のラウンドブリリアントカットダイヤモンドを評価する際
GIA(米国宝石協会)では次の7つの要素の基づき評価されています。
最初の3要素は外観に関する要素です。

①ブライトネス (ダイヤモンドからの反射する光)
②ファイア (ダイヤモンドの中で光が屈折した際の虹色の輝き)
③シンチレーション (ダイヤモンドを動かした際の光のコントラスト、輝き)

残りの4要素はダイヤモンドのデザインや職人技に関係しています。

④重量比率
⑤耐久性
⑥磨き
⑦対称性

これらのダイヤモンドのカットの質を構成する各要素には
それぞれどの程度重要なのかを考慮され個別に評価が決定します。
各要素のカットグレードは五段階のグレードで評価がなされます。

①Excellent=エクセレント
②Very Good=ベリーグッド
③Good=グッド
④Fair=フェア
⑤Poor=プアー

またダイヤモンドのプロポーション(全体的な形のバランス)も重要な評価の対象です。
プロポーションは奥深いポイントでもあるので別途記事を載せていきます。

ハイブランドでよく見かけるカットは
ベリーグッド、エクセレントが多い印象です
画像引用元
https://www.brilliance.com/education/diamonds/cut

まとめ

今回は②Cut(カット = 輝き)についてまとめました!
次回は③Color(カラー=色)について触れていこうと思います!
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