ダイヤモンドのかたち ~シェイプ編①~

シェイプってなに?

以前にご紹介したプロポーションを評価する「カット」とは異なり、
「シェイプ」とは宝石の幾何学的な外観の形状を指しています。

宝石には様々な「シェイプ(形状)」がありますが、主には大きく2種類に分けられます。
①ファセットカット(多数のカット面・切子面を有したカット)
 ┗ⅰラウンドシェイプ
 ┗ⅱファンシーシェイプ
②カボションカット(カット面のない半球型・ドーム型のカット)

ファセットカット(多数のカット面・切子面を有したカット)

①-ⅰラウンドシェイプ
ラウンドシェイプに含まれるものは、ラウンドブリリアントカットという最もスタンダードなシェイプです。
17世紀中頃にヴェネツィアで考案されたマゼランカットというものが原型と言われているこのカットは、現在に至るまで宝石の輝きを最大限引き出すために職人たちが幾度となく改良を重ねてきました。
ダイヤのクラウン(上部)に33面とパビリオン(下部)に25面の、全体で58面のファセット(カットした表面)が施されているシェイプが現在の定番となっており、このシェイプがダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すシェイプなのです。

①-ⅱファンシーシェイプ
ファンシーシェイプとはラウンドブリリアントカット以外のシェイプのことであり、経年のカット技術の進歩により現在までいろいろなシェイプが生み出されています。

代表的な例としては

1.プリンセスカット
2.エメラルドカット
3.オーバルカット
4.クッションカット
5.ハートシェイプ
6.マーキスカット
7.ペアシェイプ
8.ラディアント
9.アッシャーカット

など様々です。
それぞれのシェイプの特徴や詳細などは、また次の機会にご説明できればと思います!!

まとめ

上記の画像は、一般的なシェイプですが、
ハイブランドではオリジナルのシェイプがあり、個性的な見た目と輝き方をします。とても奥深い分野です。
お持ちのそれぞれのダイヤモンドシェイプで光をどのように取り込み、発する違いもみてみるとおもしろいですよ!

タイトルとURLをコピーしました