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宝石知識・業界情報 > ブランド情報 > カルティエのアイコン「パンテール」の物語
2023/02/22(水) カルティエのアイコン「パンテール」の物語
皆様はモチーフに込められた物語をご存じでしょうか?
ブランドジュエリーのモチーフには様々な意味や願いが込められており、それらはブランドが歩んできた歴史を語るストーリーテラーでもあるのです。
今回は、世界5大ジュエラーの一つに数えられる有名ブランドカルティエのパンテールについてご紹介します。

【パンテール ドゥ カルティエ】
パンテールとは、フランス語で豹(パンサー)を意味する言葉です。ワイルドな印象を持ちつつも上品でエレガントな豹のモチーフは、カルティエを象徴するアイコン的役割を果たしています。
高級ジュエリーでありながら、野性的でクリエイティブな存在感のあるパンテールはフォーマルシーンに限らずモードスタイルにも取り入れられるアイテムです。

【パンテールの歴史】
パンテールの歴史を語るには欠かすことのできない一人の女性がいます。彼女の名はジャンヌ・トゥーサン(1887-1976)。1930年代以降、パンテールを含めた自然モチーフジュエリーの製作に取り組み、野性的で上品なカルティエのシンボルを作り上げた人物です。
ジャンヌは第一次世界大戦中に、カルティエ一門の御曹司ルイ・カルティエと出会いました。カルティエのデザイナーとして次第に評価を高めていったジャンヌは、1933年にカルティエ高級宝飾部門の全権を任されることになります。彼女が手掛けたパンテールのジュエリーはのちのウィンザー侯爵夫人らを魅了し、一世を風靡していくのです。

【ジャンヌ・トゥーサンとルイ・カルティエ】
ルイ・カルティエは出会って間もないジャンヌに魅了され、自らデザインしたパンテールを彼女のために贈ったと言われています。これは、当時の女性には珍しく毛皮好きであったジャンヌのイメージにぴったりですね。
二人は恋人の関係だったと言われていますが、名家出身ではないジャンヌとの結婚を一族から強く反対され諦めざるを得なかったようです。今やカルティエを象徴するパンテールモチーフには、二人の切ないロマンスが秘められていたのですね・・・。


如何でしたか?モチーフに秘められたストーリーを読み解いていくと、魅力的なジュエリーの輝きをより一層楽しめるのではないでしょうか。

今回紹介したパンテールのジュエリーを是非ご覧ください!
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